児童文学科卒業生が第66回講談社児童文学新人賞を受賞しました!

このたび、児童文学科卒業生の日奈多黄菜さん(ペンネーム)の作品『放課後死体クラブ(仮題)』が、第66回講談社児童文学新人賞を受賞しました!おめでとうございます!

講談社児童文学新人賞は、子どもたちのための、オリジナリティあふれる作品を発掘する新人賞です。1959年に講談社創立50周年記念の文学賞として創設され、現在では児童文学作家の登竜門として知られています。2025年度は560作品の応募があり、一次・二次選考を経て選ばれた最終候補5作品から慎重な審議の結果、日奈多さんの作品が選ばれました。
審査員の選評は、後日、主催者WEBサイトに掲載されます。
https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/books/award/mskc4

日奈多黄菜さんは2000年に梅花女子大学児童文学科に入学。在学中は横山充男先生のゼミで創作を学び、卒業後は事務職として働くかたわら、全国児童文学同人誌連絡会「季節風」で創作活動に励んでこられました。

受賞作『放課後死体クラブ(仮題)』は、「強い絆で結ばれた、女の子二人の友情ものを書こう」と書きはじめられた作品です。
教室で弾かれても、二人だったら怖くない。大きな試練が降りかかっても、二人だったら乗り越えられる。そんな強い絆として、二人を繋ぐものを何にすべきか。
部活、音楽、ダンス、SNS……どれもピンとこず唸っていたところ、ふいに「ホラー」が浮かんだそうです。日奈多さんは中学生のとき、取りつかれたようにホラー映画にのめり込んでいたのだそう。さらに、ホラー映画に死体役で出演することを目指したらおもしろいなと思い、書きはじめたとのことでした。

受賞作は今後、講談社から出版される予定です。
出版時期が決まりましたら、またお知らせいたします。
みなさま、楽しみにお待ちください。

『放課後死体クラブ(仮題)』
【あらすじ】
中学二年の瑞希はホラー映画を心から愛しているが、浮かないよう本心を隠して友達に合わせている。そんな瑞希が心ひかれるのは、好きを貫き、教室で堂々とホラー本を読む由木。映画館で偶然出会ったことをきっかけに、二人はホラー映画の巨匠・矢澤監督の映画で死体役を演じる夢を共有、「死体クラブ」を結成する。異なる傷を抱える二人は、支え合いながら演技と死体役の練習に励んでいくが……。

受賞情報

Posted by salutnet